偶然と運命と奇跡と。
はい、どうも。
ラブライブ!サンシャイン!!視聴から早2ヶ月が経ちまして、大阪3rdを控えたcriです。
視聴を終えた段階で函館は間に合わず、LVでの参加だったので現場は完全に初。どっきどき。
さて、僕のライブ参加までは10日程ありますが埼玉公演まではあと2日。
この期にラブライブ!を通した上での何か、こう……感じるものを残しておきたいと思います。
皆さんは、偶然が存在すると思いますか?
アニメでは梨子ちゃんが
「私ね、もしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの。いろんな人が、いろんな想いを抱いて、その想いが、見えない力になって、引き寄せられて。運命のように出会う。すべてに意味がある。見えないだけで、きっと」
と言ったように「偶然」の重なりを「運命」と捉えることで意味を持たせていました。
ただ、これは梨子ちゃんが善子ちゃんやノクターンとの出会いを通して出した一つの答えであり、解釈の一つです。
この解釈は素敵だな、と思います。
出会いは偶然、けれど運命。
あの時こうしていたから、あの時こうしていなかったから、今、あなたと出会えた。
これって偶然なんかじゃなく運命なんじゃないか?
小さなキセキなんじゃないか?
僕の解釈も似ていました。
偶然は存在する。
しかし、偶然は必然的に起こるものだ。
例えば棚からぼた餅が落ちてくるには、棚の脚が不安定だったりぼた餅がギリギリまで淵に寄っていたり。
様々な要因が重なっていなければぼた餅は落ちてこない。
そもそも、ぼた餅が棚に置いてなければぼた餅は落ちてこないんです。
僕がラブライブ!サンシャイン!!と出会えたのは友人の勧めです。
その友人と出会えたのは、更にその友人と出会っていたからです。
その友人の友人と出会えたのは、同じ環境で知り合える状況になったからです。
挙げればキリがありませんが、今の僕が存在するのは偶然の積み重ねというよりは一つ一つの必然が積み重なった事による運命だと思っています。
少しクサく言い換えると、奇跡によって起きる奇跡が、更なる奇跡を呼んでいるんです。
実は、今回当たった大阪3rdは一般抽選でした。
先行の為にブルーレイを買う財力も勇気も無かった僕はダメ元で応募だけしておいたのです。
どのくらいの倍率なのか知りませんし、応募すれば当たるくらいのものかもしれませんが、とにかく当たったんです。
あ、これが運命なのかな。
当選メールを受け取り一頻りあわあわした後に感じたのはそれでした。
とっても正直に言うと、1st2ndはおろかCDの一枚も持っておらず財力もあるとは言えない僕はどうしても参加してやろうなんて気概はありませんでした。
応募した。
この事実が欲しかっただけなんだと思います。
元々内向的で決して外には出たがらない性格なので、最近ではもはや学生生活すらも怪しい。
しかしながら、ラブライブ!という作品に出てくるスクールアイドルはほとんどが行動的で、何かに向かって手を伸ばし続けていた。
僕にはそんな事は到底できない。
目標とする物さえ見つけられないのに、何に向かって手を伸ばせと言うのか。
でも、一つだけ意識が変わった。
手を伸ばせないとしても、誰かが伸ばしてくれた手を掴むことを躊躇いたくない。
大阪3rdの当選で、誰かの手が見えた気がしたんです。
関東圏に住む僕からしたら大阪は旅行です。
でも、ここで躊躇ったら何も変えられないと思った。
正直何回もキャンセルしたくなったし胃も痛みました。
行きたくないなら行くな。
そう感じる方もいると思います。
違うんです。
行きたいのだけれど、それにかかる費用と疲労、加えて時間調整とそもそも外出自体が億劫なのです。
旅程は無理やり組みました。
行かないことで損は無いでしょう。
でも、行ったら何か得られるはず。
そう信じて自分を突き動かせるようになった。
ラブライブをすすめられた時に友人が言っていた一言があります。
「ラブライブ!サンシャイン!!は人生を変える!!!」
人生なんて変わらない。
でも、人生を変えられるような意識の変化は起きたよ。
やりたい事にすら何も動けなかった人間が、ようやくやりたい事に向けて行動を起こせるようになった。
たったそれだけの話ですが、それが一つの作品が個人に与えた影響だとすると、改めて青春の輝きは凄いものだなと感じざるを得ません。
3rd公演まであと2日。
埼玉民の屍を超えて僕は大阪に行ってきます。
では。